仕事中に隣の人にばれずにネットを見るにはテキストブラウザが最適
仕事中にネットサーフィンをしていて、隣の人に画面を見られたくない時がたまにあると思います。
例えば、
- 仕事に関係のないサイトを見ているとき
- 仕事に関係があるが、遊んでいると勘違いされそうな画面を見ているとき
- 問題ないページを見ているが、そもそも何を見ているか悟られたくない時
などです。
急ぎでなければ後で見ればいいのですが、どうしても今見たいということもあります。 そういう時に何のページを見ているかばれにくくする方法を紹介します。
いくつか方法があるのですが、簡単な順に紹介していきます。
Chromeアドオンを使う方法
この方法はChromeブラウザが必要になります。 使っていないという方は下記のサイトを参考にまずChromeブラウザをインストールしてください
Google Chromeのインストールから基本的な使い方まで
Chromeブラウザは拡張機能をインストールすることで、その名の通り、機能を追加することができます。
拡張機能は下記のChrome Web Storeからインストールことができます。
様々な拡張機能がありますが、今回は表示しているページが何のページなのか分かりづらくできる拡張機能を3つ紹介します。
Decreased Productivity
インストール方法は下記のサイトにアクセスして右上ある「Chromeに追加」というボタンを押すだけです。
Decreased Productivity - Chrome ウェブストア
ボタンを押すと「Decreased Productivityを追加しますか?」と聞かれるので「拡張機能を追加」をクリックすると使えるようになります。
余談ですが、Decreased Productivityを直訳すると「生産性を下げる」という意味になります。すごい名前ですよね…。
インストールに成功するとブラウザの右上のほうに「Decreased Productivityを追加しました」というメッセージが出て、コーヒカップのアイコンが追加されます。
そのアイコンを左クリックするとアプリのON-OFFを切り替えることができます。
ONになっている時はアイコンがカラーに、オフになっているときはモノクロになります。
ONにしてもすでに表示しているページが切り替わらないことがあるので、その場合は機能を有効にするためにページを再読込しましょう。
再読込するにはF5
キーかCtrl + R
を押します。
機能が有効になるとWebサイトが文字だけになり、画像は薄く表示されるか、消えます。
背景色などもなくなりリンク以外は白黒の状態になります。 この状態であれば何のページを見ているか、かなり分かりづらくなります。
消えた画像はマウスカーソルをその部分に乗せれば一瞬表示することができるので画像がないと意味がわからないページでも使えます。
元に戻したい時はコーヒーのアイコンを左クリックします。
アイコンを右クリックして、オプションをクリックすると設定メニューを開くことができます。
最初の設定だと機能を有効にした際にフォントが強制的に変更され、ページのデザインが崩れるので、それを避けたい方は設定メニューの「Cloak」タブを選択し、「Font」の項目を「-Unchanged-」に変えておきましょう。
そうすれば、元のサイトのフォントの種類とサイズが維持されうの、表示の崩れをある程度抑えることができます。
一方でデザインがそのままだと見ているページを推測される可能性があるので、わかりにくさを重視する人は最初の設定のままにしておいたほうがいいです。
私は最初の設定のままにしています。
Text Mode
下記からインストールすることができます。 インストール方法はDecreased Productivityと同じです。
基本的にはDecreased Productivityと似たような機能を持っているのですが、いくつか違いがあります。
Decreased Productivityはテキスト以外の分がほぼ白になったと思いますが、Text Modeはページ全体をモノクロにします。
色がついていたところは白ではなくグレーになります。
画像についてもグレーに塗りつぶされた枠だけが表示されるという感じです。
ページのレイアウトやデザインが維持されますし、色が付いていたところがわかるのでDecreased Productivityよりもコンテンツが見やすい、読みやすいという状態になります。
見やすいということはバレやすいということなのでどちらを使うかは状況次第かと思います。
設定を変えることで画像だけを消して、色をモノクロにせずに残すということもできます。
そうするとページ雰囲気はかなり元の状態に近くなります。
text-only mode
下記からインストールすることができます。
Text-Only Mode - Chrome ウェブストア
こちらも同様の拡張機能ですが、先の2つとは違い、画像を消すだけの機能しかありません。
レイアウトや色はほぼそのままになります。
3つのアプリの中で最も読みやすい状態になりますが、逆に言うと最もバレやすい状態と言えます。
また、広告部分の画像が消えない場合があり、一部の画像が表示されたりするので、全体的にガード力は低めです。
画像さえ表示されなければいい、シンプルな拡張機能がいいという方はこれでもいいかもしれませんが、基本的にはDecreased ProductivityかText modeを使うことをおすすめします。
拡張機能は簡単にインストールできるので、まずは試してみて自分の使い方に合うものを探すのがいいと思います。
テキストブラウザを使う方法
より本格的にテキストのみを表示する方法になります。
ブラウザすら使わず、秀丸エディタというテキストエディタを使用するので、最もバレにくい方法です。
正確に言うとエディタにHidemarnet Explorerというアドインを追加してテキストブラウザ化します。
インストールはやや面倒ですが、一度設定すると強力なツールとして活躍してくれます。
インストール方法
秀丸エディタ本体のインストール
まず下記URLから秀丸エディタをダウンロードします。
「通常の最新版はこちら」のところにあるリンクをクリックするとダウンロードできます。
64bit版が必要であれば下記URLからダウンロードできます。 秀まるおのホームページ(サイトー企画)-秀丸エディタ64bit版
ダウンロードしたファイルを実行するとインストールするか聞かれるので「はい」を選びます。
秀丸エディタのセットアップというウィンドウが立ち上がるので「次へ」を選びます。
特にこだわりがなければ「簡単インストール」のままで「次へ」をクリックします。
秀丸エディタに関連付け可能な拡張子の登録をするかどうか聞かれますが、今回はエディタとしてではなく、テキストブラウザとして使うので「いいえ」を選択して「次へ」をクリックします。
そうしたい場合は拡張子の登録のところで「はい」を選びます。
ファイルのコピーを開始しますというメッセージが表示されるので「次へ」をクリックします。 インストールが開始され、完了するとメッセージが表示されます。
これでエディタ本体のインストール作業は完了です。
Hidemarnet Explorerのインストール
下記ページの「ダウンロードはこちら」のところにあるファイル名のリンクをクリックするとダウンロードできます。
秀まるおのホームページ(サイトー企画)-Hidemarnet Explorer with FTPS
ダウンロードしたファイルを実行するとインストールするか聞かれるので「はい」を選びます。
インストール先のフォルダが表示されるので、特に変更の必要がなければインストール開始をクリックします。
正常にインストールされましたというメッセージが出れば完了です。
インストール後の設定
案内も出ますが、テキストブラウザの機能を使うには少し設定をする必要があります。
まず秀丸エディタを起動します。
上部のメニューからその他 → 動作環境
と進み、設定の対象の中の「ファイル」をクリックします。
「Hidemarnet Explorerを使う」という項目があるので、そのチェックボックスをクリックしてチェックを入て、OKをクリックします。
次にメニューの「表示」をクリックして、下のほうにあるWebブラウザモードをONにします。
エディタのメニューバーにしたにアドレスを入力するところと、いくつかのアイコンが表示され、テキストブラウザが使用できる状態になります。
使い方
アドレスバーにURLを入力すれば該当ページが表示されます。
また、アドレスバーの少し右につあるもう一つの入力窓は検索用なので、そこに検索したいキーワードを入力してEnterキーをおすとエディタの入力部分に検索結果が表示されます。
デフォルトだとGoogle検索になっています。
通常テキストは黒、リンクは青になっており、当然リンクはクリックすることができます。
かなり特殊な表示のされかたをするので見方に慣れるまで少し時間がかかりますが、ネットサーフィンをしているようには全く見えません。
どう見てもメモ帳でテキストファイルを編集している感じに見えます。
画像等を読み込まないので動作が高速というメリットもあります。
検索窓の隣にある星マークのアイコンをクリックすると現在表示しているページをお気に入り登録することもできます。
まとめ
私はいろいろと試行錯誤し、最終的にDecreased Productivityを使うことにしました。
インストールが簡単で、Chromeブラウザさえあれば他のOSでも同じように使えますし、普通に見たい時にはすぐに元に戻せるというのも便利です。
秀丸エディタだとそれはできません。
拡張機能の中ではばれにくさも最高レベルなので、おすすめです。