Contents

ティファール 衣類スチーマー(DT8100J0)1年間使用レビュー

ティファールのスチームアイロン(DT8100J0)を購入し、1年ほど使用しましたので、項目ごとにレビューします。

全体的に満足はしていますし、活躍してくれていますが、次買うとしたら軽いタイプのものも試してみたいと思っています。

DT8100J0にした理由は購入前の比較検討記事「衣類スチーマー主要4機種の比較 結論はティファール」にまとめています。

タンクについて

良かった部分です。

水を入れるタンクは 取り外し式になっています。

パナソニックのものだとアイロン本体に直接水を入れる方式になっています。

スチーマーの上部に穴があるので、その穴に専用のカップで水をそそぐのですが、 穴が小さめなのでうまく入らないと外にこぼれてしまいます。

電化製品なので本体が濡れるというのは色々と不安です。

ティファールはタンクのみを水道がある場所に持っていけば水を入れることができます。

捨てるときも同様、タンクを本体から取り外して持ち運べばOKです。

これはかなり楽です。

欠点はタンクが乾かないと片付けられないことです。

片付けられないというのは大げさかもしれませんが、棚の中にしまうのに水分が残っていると不衛生な感じがしますし、カビや菌なんかが繁殖しないか心配です。

できれば、完全に乾かしてからしまいこみたいのですが、タンクは特殊な形状になっているため、乾くのにかなり時間がかかります。

写真上部の細くなっている部分に水を入れる穴があるのですが、通気口がそこしかないため水分がほとんどとばないのです。

タンクが乾きにくいという点については他社製品も同じかもしれませんので、DT8100J0特有の欠点ではないかもしれませんが、これは改善してほしいポイントです。

シワの伸びについて

下記の3つのモードがあってそれぞれにシワの伸び方が違います

  • デリケートモード
  • 通常モード
  • ターボモード

デリケートモードは痛みやすいものやうすい生地のものに使用します。シワを伸ばす力は当然弱めです。

ターボモードは多めにスチームを出します。ジャケットやスーツの上着などの厚い生地のものやガンコなシワを取るときに使います。

通常モードがデリケートモードとターボモードの中間というイメージです。

自分が使うときは大体急いでいることが多いので、だいたいターボモードを使っていますが、シワの伸びは文句なしです。

使っているのはほぼワイシャツですが、クリーニングに出した後かのようにきれいに仕上がります。

2回くらいなでれば大体のシワは取れてしまいます。

最初使った時は当ててるだけなのにこんなに綺麗になるのかとおどろきました。

通常モードはほとんど使ったことがないのでシワの伸びは不明なのですが、ターボモードのパワーから考えると、ワイシャツであれば通常モードで十分かもしれません。

むしろ、ターボモードだとスチーム量が多いせいで、シワを取ったあとに生地全体が湿ってしまうことが多いです。

短時間でシワが伸ばせるということもあり、途中で水がなくなって補充しないといけないということも今のところ一度もありません。

使用までの時間

取扱説明書には電源を入れてから40秒と書かれていますが、時間がかかる、待たされるという感覚はほぼありません。

そもそも先にアイロンのほうを準備して、スイッチを入れてからワイシャツを吊るすという順番で作業するので、ワイシャツをセットしている間にアイロンが使える状態になっています。

普通のアイロンが温まるより早いので、外出前で急いでいる時なんかは特に助かります。

重量について

想定はしていましたが、やはり重いです。他の部分にはほぼ満足しているのですがここだけはマイナスポイントです。

衣類スチーマーは基本ずっと持ち上げて使うので、思った以上に力を使います。

スチームを当てるために衣類を高めのところにぶら下げて使うのですが、それに合わせてアイロンもわりと高い位置でキープしないといけません。

慣れてくれば短時間でアイロンがけを終わらせられるのでだんだん楽になってきましたが最初の頃はかなり腕が疲れました。

恐らく水のタンクが下側にあるのも重さを感じる原因になっていると思います。

上の部分は持った手で支えているので重さが気にならないが、下の部分の重量は重りがついた細い棒を持っているようなイメージで手に負担がかかります。

持ち手が工夫されているため、グリップしやすく重量感を軽減されるようになっているのですが、水を大量に入れるとやはり重いです。

ワイシャツ1枚だけにアイロンをかけたいということであれば、**水を少なめに入れることをおすすめします。**そうすればかなり楽になります。

さっとシワを取りたいと思っても、重いものだと出したりしまったりするのが億劫に感じて使用頻度が下がってしまうというデメリットもあります。

シワが伸びたとしても使わなくなってしまうと、意味がないので次買う機会があれば軽量のものも試してみたいと思っています。

コードについて

コードは意外と邪魔になります。また、コンセントの位置によっては服をぶら下げた位置まで届かない可能性もあります。

大きめの出力を確保しないといけないので難しいのかもしれませんが、充電式のものがあればベストだなと思いました。

付属のハンガー掛けについて

服を掛けたハンガーを掛けるためのハンガーなのですが(ちょっとわかりにくいですね…。)、これは便利でした。というか無いと厳しいです。

このハンガーをドアに掛けて使います。

衣類スチーマーは服をひっぱりながらシワをとるので床や台の上に置いてアイロンをかけることができません。

さらに、いい位置でワイシャツにスチーム当てるためには、ある程度高いところに吊るす必要があるのですが、家の中で高い位置に服をぶら下げてアイロンを当てることができる場所というのは意外とありません。

コートハンガーでもできなくはないのですが、他の服が湿るのを避けるために一旦掛かっているものをどこかに移動しなくてはいけないですし、一般的なコートハンガーだと少し高さが足りません。

やはりドアがベストです。

通常の建て付けの屋内のドアであれば上部に隙間があるのでハンガー掛けを設置してもドアが閉まるため、アイロンを当てている時にドアがぐらぐら動いてやりづらいということもありません。

まとめ

ティファールのスチームアイロン(DT8100J0)を紹介しました。

重さのみがネックだったので、軽いものしたほうが良かったかと思い、あらためて軽い機種のレビューをいくつか読みましたが、軽いタイプはやはりシワの伸びが悪いという評価が多いですね…。

軽さを取るか、シワの伸びを取るかは究極の選択です…。